【10月28日(木)】大学院生命融合科学教育部セミナーが開催されました。

「生命コロナパンデミックと新型mRNAワクチン」
  

 【演者】古市 泰宏 先生(新潟薬科大学 客員教授)            
 
 【日時】令和3年10月28日(木)13:30~15:00

 【場所】富山大学五福キャンパス 黒田講堂

 【世話人】井川 善也(先端ナノ・バイオ科学専攻)
 
 講演ポスター(JPG)

 

【報告内容】

 講演前半では、コロナウィルスmRNAワクチンの開発の要の一つである「5‘末端のキャップ構造」の発見者である講演者が、母校富山大学の学部時代にmRNA研究を志したきっかけからキャップ構造の発見にいたるまでの、ご自身の研究ヒストリーを振り返りつつ、5’キャップ構造の生物学的重要性を解説された。後半では、キャップ構造以外のmRNAワクチン開発の重要な要素技術をわかりやすく説明された後、新型ワクチンであるmRNAワクチンのSNS上などでの風評を科学的に否定しつつ、ワクチン接種の重要性を力説された。講演会には、遠方の学外者のためのオンライン同時配信も含めて約100名が参加し、質疑応答ではmRNA医薬のさらなる可能性や、富山大学の学生への励ましの言葉もいただいた。

 また講演の様子は、同日夕方に民放2局のTVニュース(KNBBBT)、翌日の朝刊2紙(北日本新聞、富山新聞)で紹介された。