演者:南部 篤 先生(自然科学研究機構 生理学研究所 名誉教授 )
日時:2026年1月14日(水) 16:30-18:00
会場:富山大学 杉谷キャンパス 講義実習棟302室
参加人数:約36名
本セミナーでは、生理学研究所 認知行動発達科学研究室の南部篤名誉教授を講師に迎え、南部先生がこれまでに明らかにしてきた大脳基底核に関する生理学的知見をご講演いただいた。大脳基底核の機能障害はパーキンソン病、ジストニア、ジスキネジアなどの運動障害を引き起こすことが知られているが、これらの病態生理を統一的に理解する枠組みとして、大脳皮質刺激により誘発される大脳基底核各核の応答変化に基づく「動的活動モデル(dynamic activity model)」が紹介された。本モデルは運動症状の理解を包括的に説明し得るとともに、新規治療法の開発に向けた重要な示唆を与えるものであった。 当日は医学部2年生から大学院生、PIに至るまで計36名が英語で参加し、今後の研究の方向性や臨床応用の可能性について活発な議論が行われた。
(報告者 田村 了以 認知・情動脳科学専攻、則武 厚)

