先端ナノ・バイオ科学専攻 概要

高機能性バイオナノ界面、ナノスケール分子集合体、微量金属イオン含有ナノ錯体などの構築とその機能開発やケミカルバイオロジーを中心に、医学・薬学、生命科学、物質科学との接点であるナノ・バイオ領域を科学します。

専攻の概要

ゲノム,ポストゲノム研究の進展とナノ科学の興隆を背景に、ゲノム及びポストゲノム情報を基盤とする生命科学領域研究の成果と、分子設計技術の連携による創薬科学の発展が画期的な新規医薬品や生理活性物質の創成を推進する上で重要な社会的要請となってきている。
この世界的な医療高度化の流れに対応し、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーをはじめとする先端的研究を学際的に集約し、産学官でこれまで以上に連携できる人材を育成することが不可欠である。
さらに、この社会性が極めて高い新融合領域を担う、指導的立場の人材を育成することも、新しい時代を迎えた大学に課せられる急務の使命である。
また、生命体における恒常作用、疾病、薬理活性はナノスケール領域の生体内分子集合体や高分子化合物の構造、物性、反応メカニズムが複雑に関連して発現される。
したがって、生理作用を解明し、効果的な薬理作用を有する薬剤を開発するためには、ナノスケール領域における分子論的研究が不可欠である。
そこで本専攻では、高機能性バイオナノ界面の構築とその新機能開発、生命体組織を構成するナノスケール分子集合体および高分子の機能開発、天然及び人工生理活性化合物の合理的合成、機能性π電子共役有機化合物の新規合成とナノスケール領域で発現する新機能の開発、微量金属イオンの関与する生理活性や酵素・触媒作用機構の解明と新規活性の開発、ケミカルバイオロジーを中心に、今後確実に必要とされる、医学・薬学分野と生命科学・物質科学分野との接点あるナノ・バイオ領域科学を担う先端研究者を養成することを目的として、教育・研究指導を行う。

指導教員研究内容一覧

教育分野 指導教員 研究内容
薬品製造学 教授 豊岡 尚樹
プロフィール
関連サイト
  • 中枢神経系疾患治療薬開発を指向した創薬研究
  • 糖尿病および合併症の新規治療薬開発を指向した創薬研究
  • 新規アルツハイマー病治療薬開発を指向した創薬研究
  • 抗ガン剤開発を指向した創薬研究
薬品製造学 教授 阿部 仁
プロフィール
関連サイト
複雑な構造を持つ天然有機分子の化学合成を基軸とし、医薬品をはじめとする機能性分子の創製に関する研究を行う。
ナノサイズ機能性分子設計学 教授 會澤 宣一
プロフィール
関連サイト
新規な金属錯体の生理・薬理活性、触媒活性等の機能を予測し、合成目的となる新規金属錯体を設計する。次に、新規金属錯体の合成法を立案計画し、これを実践する。合成された金属錯体の構造や反応性は各種分析法を用いて決定する。得られた金属錯体について反応機構を明らかにすることにより、その新機能を検証する。
ナノサイズ機能性分子設計学 教授 遠田 浩司
プロフィール
関連サイト
生体内環境中の糖等の各種代謝物や電解質を認識し、光学的情報へ高い効率で変換する機能性分子の開発およびその特性解析を行う。得られた新規機能性分子を用いて、生体中代謝物等の濃度を低侵襲で連続的にモニターするための新規オプティカルセンシングシステムの開発研究を行い、生化学・臨床化学分析の分野への展開をはかる。
ナノサイズ機能性分子設計学 教授 井川 善也
プロフィール
関連サイト
リボザイムやリボスイッチに代表される,高度な機能を発揮するRNA分子機能発現機構の解析,および新規な構造や機能をもつ人工RNA分子の創製とその応用研究。
ナノサイズ機能性分子設計学 准教授 堀野 良和 新規な反応特性や触媒機能を見出すことで、従来法では合成困難な分子変換法の構築と反応機構の解明を行う。さらに、複雑な構造をもつ有機化合物の合成プロセスの短行程化を目指す。
ナノバイオ分子設計学 准教授 石山 達也
プロフィール
関連サイト
生体分子の相互作用モデルを量子化学的原理に基づき構築し、コンピューターシュミレーションによりその分子構造やダイナミクスを解析する。シュミレーションにより得られる分子トランジェクトリーから、統計力学理論に基づき、静的、動的物理量を計算することにより、生体現象を分子レベルから解明する。
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